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クワガタ、カブトムシ飼育日記
HOME >> クワガタ、カブトムシ飼育日記 >> 国産オオクワガタ
全19件   [1]
国産オオクワガタ採卵〜羽化まで
国産オオクワガタ編
飼育環境は大多数の方と同じ温度管理をしない屋内で!
2003.05.02に採卵セット開始から羽化まで、果たしてどうなるか???
始めて飼育をされる方が陥りがちな失敗を意図的に実行し(^^;、
目標は菌糸瓶飼育で70mmUP!!


初めてオオクワガタ飼育をする方、今日から1年間お付き合い下さい(^^)v
*サンプル個体 :国産オオクワガタ♂73mm♀48mm(未交尾未採卵個体)
*交尾採卵開始:2003.05.02
*採卵用品   :
飼育ケース大高タンパクゼリークヌギ細目産卵木成虫用埋め込みマット


種親♂、店長お気に入りの個体です(^^)v
種親♀、73mmの♂と並んでも小さく見えないでしょ(^^)
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【 飼育データ 】
飼育データ 初回投入 2本目 3本目 蛹室作成開始 蛹化 羽化/サイズ
◇オークス (全個体2令) ♂L♀Sへ
A−1♂ 03.7.17S瓶 03.9.21 21g 04.3.3 L/23g 04.4.29確認 05.12前後 04.06.10/74mm
A−2♂ 03.7.17S瓶 03.9.21 22g 04.3.3L/21g 04.4.29確認 05.12前後 04.06.10/73mm
A−3♂ 03.7.17S瓶 03.9.21 22g 04.2.28 M/22g 04.4.29確認 05.24前後 04.06.18/74mm
B−1♀ 03.7.17S瓶 03.9.29 13g 不明 不明 04.06.11/50mm
B−2♀ 03.7.17S瓶 03.9.29 14g 04.4.29確認 05.24前後 04.06.12/48mm
B−3♀ 03.7.17M瓶 03.9.29 10g 不明 不明 03.12.13/43mm
◇プラボトル (全個体2令) ♂♀940へ ♂G-pot1500
C−1♂ 03.7.17/940 03.9.29 19g 04.2.28/24g 04.4.29確認 不明 04.07.10/74mm
C−2♂ 03.7.1/7940 03.9.29 22g 04.2.28/23g 不明 05.24前後 04.06.10/73mm
D−1♀ 03.7.17/940 03.9.29 12g 04.4.29確認 05.15 04.06.11/48mm
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2003.05.02 産卵セット
◇PM4:40時管理温度22℃◇

産卵材は、プラケ大に3本入るクヌギ細目を使用、
1.バケツに水をため材を入れる。
2.浮いてしまうので上から重しを。
3.加水後2時間経過、加水時間は材の太さや質によって大きく変わってくるので、目安としては画像のように浮いてこない状態まで浸けておけばまずOK!(^^)  
3.材を日陰で風通しの良い場所で乾かす。 乾かす時間も材の質、太さで大きく変わってきます。 乾かさないとどうなるか? せっかく産まれた卵が腐ってしまうことが希に有ります。完全に加水する前の状態は問題外ですが、乾かしすぎの場合は、孵化をするまでの期間が長くなります。腐る危険をおかすか孵化まで時間がかかるのを待つか? どちらを選びます?? 
材が細目なのとサンプルのオオクワガタが国産と比較的強い卵を産む種類と言うことで今回は、あえて1時間乾燥をさせただけでセットをしてみます。 乾燥の目安としては、材表面が乾いていればだいたいOKです!
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5.ケース大に埋め込みマットを底1cm程敷き、その上に材を横向きに3本隙間をあけて等間隔に並べました。5.材上部が少し出るまで埋め込みマットで覆います。 マットは乾燥気味(パサパサ)です。暖家は埋め込みマットを加水しないで使うことが多いです。お勧めはしませんが、加湿するよりマットの腐敗、ダニの発生を軽減出来ています。えさ皿2個にそれぞれ高蛋白ゼリーとビタミンミネラルゼリーを入れセット完了! 7.オオクワガタペアを産卵セットに入れました。ケースの保管場所は、温度管理をしない居間の机の中(勝手に置いたが、たぶん誰も気が付かない?と信じて。。) 8.机テーブル部分を折りたたんであるので明かりを付けていても薄暗くなっています。

産卵ケースには、オオクワガタ種親ペアのサイズ、採卵開始日を再剥離紙使用の生体管理シールに記入、ゼリーはシールを剥がさずカッターで十字を切っておくとオオクワガタが体をつっこんでこぼしてしまうのを軽減出来ます。

ゼリーを食べきってしまうのを3日後と予想して、その日までセットをしたことを忘れて、「見ない」「動かさない」「触らない」。。。では、次回、3日〜4日後にお会いしましょう!!(^^)
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2003.05.09 産卵確認。。。失敗(^^;
◇AM0:01 管理温度22℃◇

セットをして今日で丁度1週間。セット後に気温が高かったことと、数日前にちらっと確認をした時に♂♀一緒にいるところを確認していたので交尾済みのはず。。と。。。とりあえずエサ交換を兼ねて確認をしようと産卵セットを覗くと。。。♀が産卵行動らしき動きをしていましたが、もちろんそそくさと逃げ出していきました(^^;  産んだ後でしたら当然卵がありますのでとりあえず確認をしてみました。   
1.ケース内は、3本並べたうち中央の材の樹皮を♀がしっかりとはがしています。
2.矢印の場所に♀が腹部をあわせていました。
3.細かい作業が的確に行える「アペックス」で産卵場所周辺を広げていきます。
ちょっと宣伝(^^; 先日100頭の幼虫割出をしましたが「アペックス」を使用して1頭幼虫を潰してしまったのみで後は的確に作業が出来たためにドライバー等での作業より簡単、確実に割出作業をすることが出来ました(^^)v お勧めです!
4.卵を産み付ける穴を確認!!  残念ながら産み付ける前でした。。。後少し遅かったら産んでいたのに(^^;
5.高タンパク、普通の昆虫ゼリーをセットしていましたが高タンパクゼリーの方を食べきっていました。栄養分を補給するために必要なエサを選んでいますね!(^^)v
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3.アペックス
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4.卵を産み付ける穴
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5.右上高タンパク


「産んでると思うんですけど?」と言ったご質問を非常に沢山頂きます。
♀が材を削り出すと産んでいるのか気になってしょうがないですよね(^^;
材に削り痕が多くなり、1ヶ月もすれば幼虫を割り出すわけですからそのときに確認出来るのですが、セットから割出まで1〜2ヶ月待たなくてはならない、この期間が我慢出来なくて。。。と(笑)
でも産んでいるかを確認してしまえばかなり安心出来ますよね!
どうしても待てない、と言う時には、今回の説明のように1個だけ卵を採りだしてみませんか?
♀は画像4.のように材に3mm程の()のような形に穴を削り、そこに卵を産み付けた後、穴を埋め戻します。()マークの中がおが屑のようになっている場所を見つけたらその周辺をそっと削ってみて下さい。
アペックスを使用して頂くと簡単に的確に確認をして頂けます。←宣伝がくどい??(^^;
卵か幼虫がいれば他に削ってある場所にも産んでいるはずですよ!(^^)v
卵で採りだしてしまった場合は、プリンカップにマットを堅く詰め、ポールペン等で穴を開けてその穴に卵をそっと入れておくと孵化が観察出来ます。(^^)
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今回は、マットの水分を少なめにしたことと、セット後にすぐ産卵行動に出たことから材にカビがでませんでしたが、
カビについてのご質問も非常に多く頂きます。
セット後にカビがでると心配ですよね。でも、冷静に考えると材を加湿して置いておけばカビがでてしまうのは 自然なことで防ぎようがありません。
カビは、♀が産卵行動に出るかバクテリアが材に繁殖すると自然に消えていきます。セット後2週間ほどの我慢なんですが、ひどい場合は、ティッシュ等で拭き取っておけば産卵には全く問題ないので安心していて大丈夫ですよ(^^)

産卵することを確認出来ましたので、1週間はそのままそっとしておくことにします。
確実に産むことさえ確認が出来たら、ちゃんと産むか心配な方も1週間我慢出来ますよね(^^)
では、次回は1週間ごと言うことで(*^^)/~~~~

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2003.05.20 産卵確認!(^^)&悲惨な事態が(ーー;
◇PM:1044管理温度24℃◇

気温が低かったため産卵数は少ない。。しかし、10個ほどの産卵痕を確認しましたので1日/1個ペース位で産卵しているようです。
1.は現在の産卵ケース内の様子です。 中央、左側の材はマットに埋め込んである部分も皮は剥がされています。表面部には産卵痕は少ないですが、マットに埋め込んである側にたくさんの産卵痕を確認出来ています。表面部が少なく埋め込んである方が多い=埋め込んである方がたくさん産む、と言うことではなく、「たまたま」と思って下さい。表面部の方にたくさん産む場合ももちろんあります。
2.○で囲んである部分全て噛み崩してありますがしっかりした産卵痕は矢印部分でした。
3.矢印部分を慎重に割り進み卵を確認!!
4.採りだした卵は、プリンカップで管理。プリンカップへの卵の移動方法はプリンカップにマットを堅く詰め、ポールペン等で穴を開けてその穴に卵をそっと入れておくと孵化が観察出来ます。(^^)
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産卵ケース内の様子
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産卵痕
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卵を確認
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プリンカップで管理


実は。。。昨日、アップしようと産卵ケースを確認したところ。。。。
♀が♂を補食している最中で、とても画像撮影、ページ更新をする気になれず、今日までそのままにしていました。
産卵には多量のタンパク質を必要とするため、自然界で生きるクワガタは樹液のみではなく、動物性タンパク質も摂取(幼虫や成虫を襲い食べます)しています。 産卵に必要なタンパク質を蓄えていれば補食をする必要は無いのですが不足してくれば、今回のように一番手近な♂を襲って補食してしまいます。いつも飼育ケースを覗くと♀は一目散に逃げてしまいますよね。。でも補食中は滅多なことでは逃げずに補食をし続けています。もちろん今回もケースを移動して蓋を開けてもそのまま補食を続けていました。いかに必要な栄養素かはご理解頂けると思います。
♂がいない場合は、自分が産んだ幼虫を補食してしまいます。
可哀想、と思うのは当然なのですが、自然界で♀の存在理由は自分の遺伝子(子孫)を残していくことが1番で、補食することで1頭でも多くの遺伝子を増やすことが出来れば良し、と言うことなのだと思います。  ♀にとっては致し方ないことなのでしょう!
でも、飼育する側にとっては、そんな光景には出会いたくないですよね。
補食をさせるのではなく、人工的にタンパク質を与えてあげれば100%防ぐことは出来ませんが、かなり効果的に防ぐ方法があります。 それは、普段与えるエサにタンパク質を配合してあげることです。
高タンパクゼリーの必要性が今回のことでもご理解頂けますよね(^^)

で。。。なんで今回は???というと。。高タンパクゼリーが欠品中で9日から与えることが出来ませんでした。。。。
昨日入荷して、さあ、高タンパクゼリーを与えようと思った矢先に。。。(ーー;)

♀に補食されてしまった♂
かなり悲惨な画像です。。参考のためにあえて公開しますが、ご覧頂くことをお勧め致しません。。
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2003.06.07 卵が孵化!(^^)
◇PM:9:44管理温度27℃◇

5月20日に採りだした卵が孵化しました! 1.の画像です。孵化したばかりの幼虫ですから頭でっかちで体が真っ白です。体が固まってマットを食べるようになると食べたマットの色とほぼ同色の体色になります。ちなみに孵化をして最初に口にするものは自身の卵の殻です(^^) 無垢な状態でちょっと可愛いでしょ!
2.採卵セット現在の様子です。 画像左側の材も皮を剥がして3本全て剥き出し状態です。産卵痕は少ないですよね! しかし、2.の画像は3本全て180℃回転させた状態になりますが。。。かなり削られていますよね!(^^)v
削られた場所全てに産卵してあるわけではないのですが、よく見ると削ってある場所にモコモコと細かいおが屑が埋め込んであるのを確認して頂けると思います。 4.の画像に細かく表示してありますので参考にして下さい(^^)
採卵開始後1ヶ月ちょっと経ち、20頭前後は産卵痕から判断して産んでいるはずですし、材の中に既に孵化をしている幼虫もいるはずですから、これで材を外しても良いのですが、2.の画像のようにまだ削られて無い部分があるので、もう2週間ほど3.の画像の状態にして採卵を続けることにします。(材がもったいない→ケチ)

初めて飼育される方は、この画像くらいに削られていたら材を外してしまって良いと思います。
再セットと、取りだした材の保管方法は、2週間後に(*^^)/~~~~
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孵化したての幼虫
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採卵セットの様子
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産卵痕
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産卵痕の判断目安
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2003.06.21 採卵セットの入れ替え
◇PM23:45管理温度25℃◇

5月2日に採卵セットをしてから1ヶ月半以上が過ぎました。通常1ヶ月くらいで入れ替えるのが普通ですが、半月くらい延ばしてみました。1.の画像を見て頂いても両サイドの2本がボロボロになっていますよね。。。せっかく産んでいた場所も無くなっています(^^;;;  ケース底に2頭の幼虫が這っていました。。♀に食われてしまったのもいるかもしれません。。

さて、このまま置いておくと、もっと悲惨な状態になりますので、有る程度産卵していることが出来たらセットしてあった材やマットを別の容器に移し替えます。 入れ替え方法ですが、

イ.採卵セットから、材、成虫、ゼリーを取り除き、使っていたマットを別様器に移し替えます。今回はコンテナケースを使用しました。昆虫ケースに移し替えてももちろんOKです! コンテナケースの場合は、キッチン用などの蓋にパッキンの有る物以外は通気は確保出来るので穴を開けなくても大丈夫です。 穴を開けるべきかどうか心配な場合は、空のケースを水の中にドボンと入れて、ケース中に水が入っていくようなら十分に通気出来ています。それでも心配。。と言う方は迷わず昆虫ケースにして下さい。 あっ、そうそう、入れ替えようのケースの大きさは今までセットしていた材とマット全部を入れることが出来ればOKです。

ロ.2.の画像のように採卵セットで使っていたマットを用意していた入れ替えようケースに半分入れます。このときに注意することは、このマットの中にも採卵用の材から幼虫が飛び出している幼虫がいることが多いのでそっと移して下さいね。

ハ.あらかじめ取りだしておいたセットをしていた時の採卵用の材をケースに並べます。並べ方は、どんなんでも好きなようにして下さい。 材同士がくっついていようが斜めだろうが縦だろうがが関係有りません。 並べた材に採卵セットに使っていた残り半分の材をかぶせて完成です。 画像3.参照

採卵セットから取りだした材やマットから幼虫を採り出すのは、3週間〜1ヶ月後になります。(産卵から孵化までが、およそ3週間〜1ヶ月間だからです)

新たに用意した産卵木とマットを使って5月2日にセットした時の手順に戻って画像4.のように再度セットをし直します。 再セット後に、この材にも産み始めるようでしたら、まだ産む可能性がありますので再度追加の材をご用意下さい。 今回は、はじめから太目材と細目材をセットをしてみました。(沢山幼虫を飼育する必要がないようでしたら材を1本も入れずにして頂ければもう産まなくなります)

次回は「幼虫の採り出し」になります。 宝探しみたいで面白いですよ(^^)v
では、1ヶ月後に〜〜(*^^)/~~~~
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ボロボロになった材
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セットの入れ替え中
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入れ替え完了
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新しい採卵セット
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2003.07.18 幼虫割り出し

◇PM0:05 管理温度26℃◇

採卵セット開始から2ヶ月と16日、いよいよ割り出しの日が来ました(^^)v
オオクワ飼育を始めて、初めて幼虫が採れた時って妙に嬉しかったりしますよ(^^)

1.2回目採卵セットの様子です。 再度産み始めていましたが、左側の材に穴を開けて休んでしまいましたので、♀のみをセットから採りだして、お疲れ様にしました。 取り出した♀は小ケース位の容器にマットを1/3程入れ、高タンパクゼリーを一杯食べさせて休ませてあげて下さい。

さて、いよいよ割り出し方法です。
2.採卵済みの材マットをコンテナケース(衣装ケース等)にバサッとあけます。
材から飛び出した幼虫もいますので、材を別容器に1本ずつ取りだして割り出しをします。
3.手で割れそうな材は道具を使わずに割った方が幼虫を潰したりしませんので、まず手で割ってみて下さい。
この画像は、幼虫達が材をかなり食べていましたのでボソボソ状態で簡単に手で割ることが出来ました。 この材から17頭回収しています(^^)v
手で割れない材は、アペックス等の道具を使って慎重に割り出していって下さい。
*マットの中にも結構幼虫がいる時があるので必ず探しておいた方が良いですよ。

割り出しがすんだ、材マットには採り残しの幼虫や卵がある時があるので捨てずに再度1ヶ月ほど保管をしておきます。
4.今回の割り出しマットをケース底に2センチほど敷きます。5.割った材をその上に全て載せ、6.残りのマットを全てうえからかぶせて完成です。 1ヶ月後にはきっといくつかの幼虫が残っていて「捨てなくて良かった」と思いますよ(^^)
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採卵セットの様子
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材とマットを移す
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割り出し前の材
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割り出し後のマット保管
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割り出し後の材の保管


で。。。。今回割り出した幼虫は全部で。。。37頭でした!!(2頭潰してしまいました−哀−)
7.説明が前後してしまいますが、割り出していった幼虫は、小さな容器に1頭ずつ小分けをしていくと良いです。
大きな容器にまとめて入れておくと幼虫同士が傷つけあいますし、割り出して1頭ずつすぐに菌糸瓶、マットへ入れていくと結構大変ですよね。 今回はプリンカップを使用しましたが、この中にマットなしで作業終了まで1時間いた幼虫も元気ですよ(^^)
8.カップ中の上が初令幼虫、下が2令幼虫。 大きな違いは、頭幅(オレンジ色の頭の大きさ)で、一目瞭然ですよね。
9.割り出した幼虫は、菌糸瓶、マット、材に投入することになります。
投入方法は、 
*菌糸瓶 http://e-kuwa.com/st/kinshibin_koukan.htm 
*マット  http://e-kuwa.com/st/mat_tsume.htm

上記各頁を参考にして下さい。

10.このコーナーでこれから飼育していく幼虫です。
全幼虫2令、 計9頭の飼育を紹介していきます(^^)
◆菌糸瓶飼育      ★G-pot 3頭  ★オークスS 5頭  ★オークスM 1頭


11.幼虫の保管場所は、温度管理をしない、皆さんの飼育環境と同じような。。。と言うことで床下収納庫にしました。

では、次回、1ヶ月後の『2回目の割り出し』まで(*^^)/~~~~


【補足】 「菌糸瓶へ幼虫を投入後、姿が見えず心配」というご質問をよくいただきます。

幼虫は瓶へ投入後、瓶の下の方へ潜っていきます。
この行動は単純に下へ移動しているだけで菌床を食べているわけでは有りません。
ですから、幼虫が通った菌床部分は菌糸が切断されただけになります。

切断された菌糸は再生活動をしますので幼虫投入前と同じように、全体が白くなります。

ちなみに、幼虫が菌床を食べた場合は、その部分は菌床が再生することはありません。

菌糸瓶投入後、定位置を見つけた幼虫は、その部分から食べ始めますので、瓶中央部に居座った場合は幼虫を確認することが出来なくなります。

逆に言いますと、落ち着かずに絶えず移動する幼虫は、落ち着くことが出来ない原因があるわけで大きくなることが出来ません。

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割り出した幼虫
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上が初令、下が2令
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菌糸瓶に投入
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このコーナー用幼虫
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幼虫の保管
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2003.09.05 2回目の幼虫割り出し
PM11:15 管理温度27℃

6月21日に取り出しておいた2回目のセット分をやっと今日割り出すことが出来ました。
既に2ヶ月以上経過していることもあり材は幼虫に食い尽くされぼろぼろ。。マットにはい出した幼虫が12頭も(^^;;
1.回収した幼虫は1回目のセットを大きく超えて48頭もいました。 1♀1シーズンで85頭も回収したことになります。
今回は特別多産♀でしたが、通常は20〜40頭ほどになります。

2.1回目の割り出し分の幼虫は菌糸瓶投入後約2ヶ月が経過していますが、画像のように半分ほど食べています。
今年は冷夏だったため、常温飼育にもかかわらず菌糸瓶の劣化が有りませんでした。
参考になるようにしているのに何のために常温飼育にしたのかよく分からない状態になってしまいました(^^;
7月18日に投入後、菌糸瓶の状態を確認したのは1回のみになります。 全個体順調に育っています。

猛暑、菌床の劣化→対応の仕方等を書く予定が順調すぎて。。。
来年も続けなくてはいけない雰囲気になってしまいました(^^;


次回は、1ヶ月〜2ヶ月後の瓶交換になります。
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割り出した幼虫
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菌糸瓶の様子
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2003.09.21 1回目の瓶交換
PM00:45 管理温度23℃

幼虫投入後、2ヶ月と少し経ち、1.2.3.の画像の状態まで菌床を食べてくれました。1.はオークスSと同サイズの瓶で中身はオークスになります。瓶底部から綺麗に良い状態で食べています。残り1〜2割になりましたので交換時期が来ました。 3頭が♂で交換時、22g×2頭 21g×1頭 でした。(画像3.) 1本目でここまで育ってくれていますから、いまの時点だけで70mmオーバーは確実になりました(^^)v  5.の画像を見て頂くとおり、まだ体が黄色くなっていませんので成長の余地が十分に残っています。

瓶交換直後は、■菌糸瓶交換後、又は突然幼虫が暴れる のページを参考にしてみて下さい。
交換方法等は、■幼虫の菌糸瓶投入、菌糸瓶交換時期の判断、交換方法のページを参考にしてください。

3.はプラボトルへ投入した幼虫ですが、一見交換の時期は先の様な気がしますが、反対側は4.のような状態になっています。 要交換になりますので、このようなときは気をつけてくださいね(^^)

プラボトルの幼虫、オークスの♀幼虫も交換が必要なのですが。。。品不足で交換できません。。。。(^^;;;;
お客様にご迷惑をおかけしない数が入荷しましたら即交換致しますので、

そのときまで(*^^)/~~~~
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菌糸瓶の様子1
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菌糸瓶の様子2
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菌糸瓶の様子3
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大きく育った幼虫
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瓶交換
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2004.05.16 蛹化
管理温度23〜27℃

3頭が蛹化致しました。
蛹化をした日は正確に把握していませんが12日から15日の間で間違いないはずです(^^)

1.は通常L瓶へ入れる大きさの幼虫でしたが900cc前後のM瓶へ意図的に交換をした幼虫です。 画像では確認しづらいかもしれませんが瓶の端から端まで目一杯蛹室を作っていますので問題のない大きさになっています。

2.の画像の幼虫を良く確認をしてみて下さい。 蛹室を完成後に蛹になるために体を変化させていきます。 この状態を『前蛹』と言います。 張りのあった幼虫がシワシワになっているのが分かりますよね(^^)  蛹化直前になると棒状になります。 棒状になってからは1〜2日で蛹になります。棒状の様子はこちらのページを見て下さい。←クリック

3.蛹の頭ですね(^^)  大顎は折りたたんで羽化をするときに伸ばします。

4.蛹室を完成しているはずなのですが内部の様子が確認できない個体です(^^;  瓶中央で茶色くなっている部分真ん中に小さな穴が空いていますよね。。。このような場合は蛹化している、と言うのが目で見ることが出来なくても、判断は出来ますのでまだ救いがありますが、全く真っ白な菌糸瓶の状態のまま瓶中央で蛹化している場合もあります。その場合はもうどうしようもありません。。。2ヶ月〜3ヶ月ほどそっと我慢をして慎重に割り出してみるしか有りません。

5.幼虫が蛹室を作る場所を探し瓶内を周回し尽くし菌床がボロボロにされてしまった状態です(^^; こうなる前に交換をするのが通常はベストです。今回は参考のためにこのままの状態で飼育を続けていくことにします。
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小さめの瓶で
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『前蛹』の状態
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♂蛹の頭部
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内部の様子が確認できない
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菌床がボロボロに
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2003.09.29 1回目の瓶交換2
PM00:45 管理温度20℃

9月29日に残り6頭の瓶交換を完了しました。
交換方法等につきましては9月21日を参考にしてください。
交換時の体重等はこちらのページにまとめてありますので参考にしてみて下さい。
♂80mmに育つような感じではありませんが、良い感じで全個体育っています。

成虫の越冬セットは、飼育温度が18℃を超えないようになってからで十分ですから、11月中旬頃に説明させて頂きます。 いま越冬セットをされる方は、まだ活動をしますからエサ切れには注意をしてくださいね(^^)
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2003.11.13 成虫の越冬準備
肌寒い季節になってきましたが、まだ、成虫の方は活動をしていると思います。
そろそろ越冬の準備ですね(^^)
1.用意する物 
    ・クリアシールド、又はコバエシャッター 乾燥防止にはこれが一番いいです。
    ・飼育ケース小
    ・成虫用埋め込みマット
    ・細目材
    ・昆虫ゼリー

成虫の越冬時は、マットの中、材の下、材に空洞を掘りその中、でじっとしています。

2.セット  
マットを底1センチほどの深さになるまで入れ材を横向きに入れます。
ケース2/3程の深さになるまでマットを入れゼリーをシールを剥がさず十字に切って
横向きに1個入れてます。

材は加湿をせずにそのまま入れればOKです。

クリアシールドを蓋に装着して、蓋を閉めて完成です。

【細め材を入れない場合】、
マットをケースの3分の2くらい詰めます。 その上に、広葉樹の木の葉 樹皮を乗せます。
・エサは万が一気温が上がりクワガタが活動した場合を考え、入れておきます。
・ケースとフタの間にクリアシールドをはさみます。 

3.越冬中の管理
・越冬中の死亡は乾燥が原因であることが多いです。(が。。。。試験的にカサカサマットで飼育中ですが2ヶ月経過していますが至って元気です????−真似しないようにね(^^;-)
1ヶ月に一度くらいはのぞいてマットが乾燥していたら霧吹きで加湿して下さい。

・3月頃、いつ動き出してもいいように、エサを新しい物と交換して置いて下さい。

4.飼育ケースの保管場所
氷点下にならない範囲で、温度差がなく気温の低いところに置きます。

・越冬中は、死んだように固まっています。ついたたいて起こしたくなりますが、ちゃんと生きているので、そっとして置いてあげて下さい。
・乾燥と初春のエサ切れには十分注意をして下さい。(冬になると飼育していることを忘れがちになります)
暖かくなり、オオクワガタが活動しだしたら普段の飼育方法に戻して下さい。

冬季加温飼育をしていてもエサはほとんど食べないことが多くなります。
加温飼育をしていてエサをあまり食べていなくても心配しなくて大丈夫です。

また、来年に採卵を予定しているようでしたら下手に加温をして季節ぼけさせてしまうよりも、冬季に15℃以下で飼育をして、しっかりと春になったことを感じさせてあげた方が採卵時に好結果に繋がることが多くなります。
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2003.12.12 冬季の菌糸瓶
PM00:00 管理温度13℃

今回は少し解説が長くなりそうなので気合いを入れて(^^)v

まず、画像1.ですが、1♀B−3が本日確認をしましましたら既に羽化寸前になっていました。(先回交換後確認をしていませんでしたので蛹化していたことに全く気が付いていませんでした)

今日明日中には羽化が始まるはずです。
画像を確認してすぐに気が付いて頂けると思いますが蛹室内にキノコが発生しています。クワガタ用のレシピで作成してあると言っても菌糸瓶は元来キノコを作るためのものですからキノコが出てきて当然のことです。

菌糸瓶にキノコが発生するのは、20度を切る温度帯から発生し始め、15度前後では活発になります。10度を切るあたりから菌糸自体の活動が押さえられますので、10度前後から20度で飼育する場合は注意が必要です。
丁度いまごろの季節になりますね。

さて、蛹室内にキノコが発生し始めてしまった♀ですが既に羽化直前になっていますので菌糸瓶から蛹を取りだして人工蛹室へ移すことは危険が伴います。 現在の飼育環境の温度帯から23度以上に変えてあげればキノコはこれ以上生長しませんので、温度を上げるのがベストです。 が。。。。あえてこのまま飼育を続けることにします。

今現在仰向けになっていますが、羽化時にはうつぶせになります。このときにキノコに引っかかり、うまくうつぶせになることが出来ないと羽を広げることが出来ず羽化不全(羽化が出来ない状態)になってしまいますが、なんとか蛹室内にキノコに引っかからず反転できるスペースは確保できそうです。

今回は参考のためにそのままにしますが、蛹が茶色くなってきていない状態で(羽化間近)蛹室内にキノコが出てしまった場合は人工蛹室へ、茶色く色づいてしまった場合にキノコが出てきたら23度以上に温度を上げることがベストです。


画像2.ですが、1.がそうであったように当然全菌糸瓶にもキノコが発生しています。
一番注意をして頂きたいのは、ビン上部にキノコが発生して通気穴部分をふさいでしまうことがあります。飼育温度が低い方は必ずたまに確認をしてビン上部のキノコは取り除いて下さい。 2.の画像のようにビン壁面にも発生しますが、飼育温度が低いとオガを食べてと言うことはありませんので、幼虫の居住空間と割り切ってそのまま目をつむるしか有りません。 

上で、居住空間と書きましたが、約15度を切ったあたりから活動をしなくなってきますのでその時期に新しい菌糸瓶に交換をしてしまうと幼虫を囲んでいる部分は活力のある菌床ばかりになってしまいますので、幼虫いる空間にもキノコが進出してきます。 これでは居住空間どころで無いことをご理解頂けると思います。

画像3.は、2.の反対側になりますが、温度が低くならない時期に活動し菌床を食べ茶色になっています。
居住部分の菌床は食べられキノコが発生する余地はありません。この部分にしっかりと落ち着いていますのでまず安全です。 

冬季に加温飼育が出来ない方は、11月上旬から下旬頃になったら有る程度幼虫の成長を逆算して菌糸瓶を交換しておく必要があります。


画像4.ですが、この季節になると「蛹室を作っていますがいっこうに蛹化しません」というご質問をよくいただきます。
蛹室とこの場合の空間の形状、壁面の質は明らかに異なりますがはじめての方には判断が難しいと思いますので、2週間から1ヶ月ほど経っても画像5.のように幼虫がしわしわになっていたり棒状になっていなかったら蛹室ではないと思って下さい。

ちなみに、画像5.の状態を「前蛹」と言って蛹室を完成して蛹になる前の状態になります。前蛹についてはこのコーナーで飼育中の幼虫が前蛹になったら詳しく解説しますね。

では、なぜこのような状態になるのか?それは、越冬ように部屋を作ったからになります。
加温をしていてもこのような状態になることが有ります。

画像をよく見て頂くと、瓶底部に菌床が再生して瓶底右下から斜めに上昇して空間を作ったのを確認できると思います。

加温をしていればキノコは発生しませんが、低温で飼育しているときに状態でキノコが空間に発生してしまうと幼虫に危害がありますので、23度まで温度をなんとか頑張って上げて下さい。

温度を上げるのは絶対に無理と言う方は、幼虫に負担がかからない(幼虫にキノコが接触しない)状態まで様子を見て、限界になってしまったら、慎重に幼虫を取りだしてマット飼育に羽化まで切り替えて下さい。(活動しない温度帯で交換になりますから幼虫にとって負担にはなります。。。)


ふ〜、長かった。。。o。(-。-;)ホッ…!

細かく解説をするともっとずっと長くなりますが、ざっと書いてみました(^^)


*画像4と5はサンプルでこのコーナーで飼育中の幼虫とは異なります。
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羽化直前
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菌糸瓶にキノコが
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←瓶の反対側
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蛹室ではない空間
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前蛹(蛹になる前)
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2003.12.13 ♀の羽化
PM21:45 管理温度15℃

1♀B−3が本日午前10時頃に羽化をしました。

画像1.昨日以上にキノコが発達し無事に羽化を出来るスペースが無くなっていたため、菌糸瓶上部から目打ちで蛹室横のキノコを押さえ込みスペースを広げざるを得ませんでした。

画像2.狭いスペースですが羽化をするのに何とかなるギリギリのスペースを確保しましたので難なく羽化することが出来ました。

画像3.通常羽化後2週間ほどすると体も固まり安心して菌糸瓶から取り出すことが出来ます。今回の場合は2の状態でのままにしておくとキノコが体に巻き付きとても危険な状態になりますので、羽が収まったのを確認後、早期に瓶から取り出しました。

羽化後、蛹室内にキノコが発生し成虫に接触するようでしたら、飼育温度を23度以上に上げるか、今回のように蛹室から取りだしておいた方が安全です。

また、体が固まらない羽化後早期に割り出した場合は、マット(おが屑)で飼育をすると仰向けになったときにせっかく閉まった羽が開いてしまう場合がありますので、画像3.のようにティッシュを厚めに敷いてその上に成虫を乗せ、再度上からティッシュをかぶせて上げた方が安心です。
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蛹室にキノコが
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危険な状態に
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緊急早期取り出し
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2004.02.28 越冬後の瓶交換
管理温度15〜18℃

3日ほど前からじっとしていた幼虫が動き出しました。
1.瓶壁面に出たキノコが腐敗していますが、中の菌床には影響有りません。

2.3.を確認して頂くと、菌床部分(白いところ)ではなく茶色い部分ですが、瓶下部と中央から上のオガの色が違うのがわかると思います。濃い茶色の部分は昨年まだ幼虫が活動をしていた時に幼虫が食べていた場所です。
中央から上は、越冬後に幼虫が動き出して菌床を崩した場所で全て食べているわけではありません。
食べていませんからオガの荒さが明らかに違っていますよね。

4.取りだした幼虫です。 冬季に加温をしていませんから越冬前の体重より縮んでいるはずです。
それでも、先回交換時よりも微増していますね(^^) 24g有りましたから、75mm前後にはなってくれるはずです。常温飼育ですから、この体重でしたらとりあえずOKです。

今回の交換個体は、プラボトルのC−1と2をG−potへ銘柄変更、A−3はオークスのままでMへ
A−3はLへ交換するのがベストですが、参考のためにMで羽化まで育ててみます。

残りの個体は、3月上旬に交換します。 
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キノコが腐敗
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オガの色が違う1
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オガの色が違う2
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幼虫
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2004.04.29 蛹室作成中
管理温度18〜23℃

2ヶ月ぶりに幼虫を確認しました。
2頭を残して全て蛹室を完成していました。

1.蛹室を完成して蛹化をしようとしている状態です。
2.は1.を拡大した画像になりますが、幼虫にシワが出来ているのをご確認頂けると思います。
菌床も白く活力のある状態、蛹室の場所も瓶中央とまず心配ないと思いがちですが。。。
このような状態で2週間ほどすると蛹室の壁面に菌糸が再生します。
すると蛹化中はまず問題有りませんが、羽化をするときに酸欠になり羽化が出来なくなることが希にあります。
ですから、目打ちで(ドライバーでは蛹室が崩れます)、蛹室の最端に通気穴を開けるます。(直系1〜2mmの小さな穴で十分です)、開けた穴に菌糸が再生して塞ぐときもありますので注意をしてください。

3. 1.は交換後居座った場所に蛹室を作りましたが、こちらの画像の個体ように瓶内を周回してから蛹室を作り出すことが多くなります。瓶上部と下部のおが屑の荒さが明らかに異なっていますよね。
下部は幼虫が食べて細かくなっていますが、上部は周回をして菌床を崩しただけで食べていませんから荒くなっています。色も上部はおが屑の色のままですよね。
この場合は、切断された菌糸が再生するため酸素を必要としますので蓋は外して、蓋の代わりにキッチンペーパー等をあて輪ゴムで止めて置いて下さい。(羽化まで蓋をしなくてもOKです)

4. こちらは周回しっぱなしで蛹室を作らないやっかいな幼虫です。
菌床を食べずに周回していますのでこのままにしておくと体重が減っていくことがあります。
この場合は、新しい菌糸瓶へ交換をするのがベストです。(この状態で交換した場合は、初めから3.のように蓋はしないで下さい−蓋をすると酸欠で幼虫が暴れてまた同じ状態になります−)
このままにしておくと、幼虫は堅い場所を探して蛹室を作りますから、暴れたことによって瓶内の圧縮率が下がり瓶底に蛹室を作る確率が非常に多くなることと、菌床(オガ)の劣化、カビの発生と孵化不全の原因を作ってしまいます。
この個体(C−2 ♂)は、参考のために意図的に瓶底、劣化菌床で羽化まで育てることにします。

*なぜ瓶底に蛹室を作ると羽化不全が多くなるのか?
 蛹は、いってみれば成虫になるための『鋳型』になります。
 瓶底の形状は歪んでいますし、堅くなっています。 そこに鋳型である蛹が直接触れることで微妙に歪んでしまい、鋳 型が正しい形をしていませんので完成品の成虫も微妙に形が崩れ、羽が閉まらなかったり前胸が曲がってしまうのだ と推測しています。
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蛹室完成
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幼虫にシワ
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瓶内を周回後に
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周回しっぱなし
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2004.06.10 羽化(完結編)
管理温度23〜27℃

1年間の飼育もいよいよラストになりました。
1.2.は羽化直後の様子です。
3.は参考のためにまだ羽が閉まらないうちに瓶から取り出してみました。
画像はオレンジ色の羽ですが、羽化直後は真っ白な羽になっています。
時間がたつにつれ徐々に黒く変化をしていきます。

羽化後、蛹室内で仰向けになっていることがありますが、蛹室壁面に足を引っかけて、いつでも自由に起きあがることが出来ます。また、蛹室内は適度に湿度を保つことが出来ます。ですから、ひっくり返ったままでも心配要りません(^^)


今回は参考のために羽化直後に瓶から取り出しましたが、通常は体がしっかりと固まる2週間〜3週間後に取り出すことをお勧めいたします。

また、今回のように早期に取り出してしまった場合は、マット(おがくず)には直接入れず、ティッシュ等を軽く加湿してケースに入れ、全体を柔らかく包むような形で成虫を飼育してあげてください。(堅い場所での飼育は羽が開いてしまったりすることが希にあります)

羽化後、オオクワガタは体内に栄養を蓄えていますので、栄養が残っている間はエサを食べませんので安心してください。 春先〜秋口で羽化をした場合は、1〜1ヶ月半後にえさを食べ始めることが多く、晩秋以降は翌年春まで食べないことも多いです。

特にマットを深めにしている場合は居心地が良いので活動をあまりせず栄養分の消費が少ないためエサの食いは遅くなります。

ゆっくり休ませた方が寿命は長くなりますが、活動を促しても2年ほどは十分生きます。
休ませていると飼育をしていて楽しくない!という場合は(^^;、
マットを1cm以下にして下さい。エサの食いも格段に多くなります。
(強制的に活動をさせていることは自覚してくださいね)


気になる成虫のサイズですが(^^)
♂は73〜74mm、♀は昨年中に羽化をしたせっかちな個体以外は48〜50mmで羽化をしています。
四季を通して常温飼育をしたのでこのサイズでしたが、年間20〜27℃で飼育をした兄弟は最大78mmで羽化をしています。 温度管理をした方が間違いなく有利ですが、常温飼育でもこのサイズがでてますので十分楽しめると思いますよ♪

ただ、今回の種親はそこそこ大型の個体を使用しましたので、60mm前半しか出てこない系統では大型を作るのはかなり難しくなります。

やはり、だれでも簡単に大型を、ということになると種親の素質は重要になります。

次に同じ兄弟をペアにしても大丈夫か?、というご質問を沢山頂きます。
血縁関係が濃くても問題はありませんので安心してください。

兄弟同士で掛け合わせていくと、産卵数が減ったりおもったほど大きくならなくなったりと言ったことが起こることがありますが、ここまでくるには相当数同じ血縁で掛け合わすことになります。

もちろん奇形が出ると言うことは有りません。

【完】
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羽化直後の様子1
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羽化直後の様子2
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羽化直後の様子3
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最後に
如何でしたでしょうか?
出来るだけ初めて飼育をされる方と同じ環境で飼育をしてきました。

ほんのちょっとしたポイントを知っているだけで、オオクワガタの飼育はとても簡単に楽むことが出来ます。

成虫を眺めているだけでも十分に楽しいと思いますが、やはり子を残して命を継いでいくことが一番の楽しみだと思います。 

是非機会がありましたら、チャレンジしてみてください!(^^)
飼育をしていると、どんな些細なことでも分からないことがあると心配になっていまいますよね。

暖家では、ご購入頂きました商品に限らせて頂いていますが、ご質問には喜んでお答えさせて頂きます。
ご希望の商品がございましたら安心してご購入下さいm(__)m

 良い感動、経験をクワガタ飼育を通してお楽しみ下さいませ(^^)v
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